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DATE: CATEGORY:早朝運動療法
 早起き療法では、朝早く起きて太陽の光を浴びると、健全な心と身体をつくる大きな効果があることを説明しました。

 脳内伝達物質であるセロトニンと自律神経には密接な関係があり、セロトニンを活性化させることで、自律神経を正常にする働きがあるのです。うつ病克服にはセロトニンの活性化が大切ということがわかってきたため、現在研究がさかんに行われるようになったのです。

 セロトニンを活性化させるための他の重要な要素として、「運動」「栄養」があります。ここでは「運動」について説明します。

 健康を維持する運動として、ウォーキング、ジョギング、自転車こぎなどがよいということは、ご存知の方も多いと思います。実はこれにも生物学的観点からの理由があるのです。

 セロトニン神経は、運動を始めて5分ほどで活性化がはじまり、30分前後でピークに達します。20~30分、ウォーキング、ジョギング、自転車こぎなどの運動をすると、すっきりした気分になるのは、このようなセロトニンの活性化がおこるからなのです。

 ただ、ここで注意する点は、必要以上の無理な運動をすると、脳内に疲労物質が溜まり始め、セロトニンの活性化を鈍らせてしまうことです。あくまで「すっきりした」という段階で運動を抑え、疲労感が溜まるまで運動をしないことが大切です。

 リズミカルな運動は、水泳やダンスなど他にもありますが、まずは自分の好きなこと、慣れているもの、長い続けられると思うものからはじめたらよいと思います。

 運動時間は20~30分くらいが目安です。そして、早朝療法でも説明したように、早朝に行いますと効果がグンとあがります。運動するときは、運動を楽しむことのみに専念し、他のことは考えないように心がけることがコツです。

 他のことを考えたり悩みながら運動をしたら、どうもすっきりしなかったという経験が過去にあったのではないかと思います。これは他のことを考えながら運動をした場合、セロトニンの働きが弱くなくなってしまうという事実があるのです。

 うつ病症状克服し、「心身一体」の健全な心と身体をつくることが目的です。ダイエットが目的なら、それでもかまわないかもしれませんが、うつ病克服し、うつ病を再発しないための心と身体をつくることが第一の目的ですから、悩みや考え事は脇においておいて、運動に専念しましょう。

 悩みに悶々としているときは、よきアイディアはでないものです。よきアイディアが出るときは、苦しいときよりも、気分が爽快なとき、開放感のあるときなのですから・・・。

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テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体

タグ : 克服希望ウツうつ病症状うつ病克服うつ病早起き

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